道路は平らです。
僕は首都圏に住んでいますが、街中の道路は平らで、アスファルトがピシッと敷かれています。
その上を、靴を履いて歩いたり、走ったりします。
これは、日常において当たり前になっています。
平らな道路の上を、靴を履いてスタスタ歩く。
なんの支障もなく、何も気にすることもなく、ぼーっとしながらでも、普通に歩けてしまう、当たり前の事実。
アスファルトの上はとても快適で、とても楽チン、もはや楽だということも忘れて普通に歩くだけ。
だが、この当たり前が、体の機能を低下させてしまっているのだ。
快適で、楽ばかりしていると、体の機能はどんどん低下していく、楽に歩けるということは、足は頑張らなくていいということ、
これが当たり前の日常になれば、知らず知らずの内に足の機能は衰えていく。
たぶん現代人は、道路が整備されていなかった、昔の人に比べて、足の機能が衰えているでしょう。
いや、足だけじゃなく、体全体の機能が衰えていることでしょう。
足の機能の一つは、歩いた時の地面の情報をキャッチして、体のバランスを崩さないようにする事です。
例えば、山道を歩くときは、地面の情報をキャッチすることがとても、大事になります。
山道は凸凹しているし、木の根っこが飛び出していたり、葉っぱが落ちてて滑りやすかったり、地面がぬかるんで足が取られやすかったり、と様々な状況が考えられ、平坦なアスファルトの道路とは違い、気をつけていないと、転倒したり、捻挫をしたりする危険があります。
だからこそ、山道を歩くことは、体のバランス能力をアップさせるには、最適です。
デコボコした地面を歩くことで、転倒しないように、体のバランスを無意識レベルで調整します。
これを続けていけば、バランスを取るための神経系や筋力が強化され、バランス能力が高まる。
年がら年中、ピシッと整備された、平らで歩きやすい、アスファルトの上を歩いているだけでは、バランス能力は鍛えられない。
未開の地のジャングルに住んでいる部族を想像してほしい、彼らは普段から、凸凹した大地の上で生活している、狩に出るときは裸足で山を駆け巡り獲物を捕獲する、モタモタしていらた獲物を捕ることなんてできない。
アスファルトの上しか歩いてない我々に比べれば、バランス能力は圧倒的に部族の方が上だ。
だから僕は、裸足でリフティングをするんです!
足の感覚を研ぎ澄ますために、裸足になり、リフティングをすることで無意識レベルのバランス能力がアップする。
スノーボードはバランスのスポーツです。
体のバランスが悪ければ、転倒する確率も高くなる、
しかし、バランス能力が高ければ、転倒する確率が少なくなるし、転倒する前にリカバリーできる。