かっこいいか、かっこ悪いかはリーンアウト(アンギュレーション)で決まる
こんにちは!
突然ですが、皆さんは何のためにスノーボードをするんですか?
楽しいからですか?
そうですね!楽しいから滑るんですね!
あと、もうひとつ目的がありますよね。
それは、かっこをつけるためですよね!
僕も、スノーボードをはじめたきっかけは、かっこをつけるためでした。
かっこよく滑って、女の子にモテるために始めました。
みなさんもそうですよね!
僕はいまだにモテていませんが・・
どうせ滑るならかっこよく滑りたいですよね!
単純に上手な人はかっこいいし、下手な人はかっこ悪いもんです。
スノーボードで一目見て、うまい!かっこいい!と思わせる要素があります。
それがリーンアウトです!
リーンアウトをしているか、していないかで、カッコいいか、かっこ悪かが決まってきます!
リーンアウトとは、ターンをしているとき内側に倒れる軸に対して、上半身を起こしていく動作です。
こちらにリーンアウトをわかりやすく説明している本がありました。ちょいと古いんですが(^ ^;)
出典:会田二郎著 自由自在に滑るスノーボードテクニックより
JSBA 第3・4・5期デモンストレーターの会田二郎さんです!かっこいいですね!
本の中ではアンギュレーションと書いてあるのがリーンアウトのことです。
リーンが内倒することで、アウトがそこから上半身を起こすことです。
ターンのなかで上半身が起き上がっているとかっこいいし、滑りも安定します。
内倒しているとスピードが出た時に、不安定になるし、なにより、あんまりカッコよくないですよね。
リーンアウト(アンギュレーション)に必要なのは腹横筋
内側に倒れていく体軸を起き上がらせるのに必要な筋肉があります。
それが腹筋です。
腹筋をする動作を思い浮かべてもらうとわかると思うのですが。
足を固定して上半身を起き上がらせてます。
この時に使われているのが腹筋のなかでも腹直筋といわれる筋肉です。
みんな憧れる6パックの筋肉です。
(僕も6つに割ってみたいが、いまだかつて割れたことはない・・)
「そうか!リーンアウトに必要なのは、腹直筋なのか!よーし!今日から毎日腹筋300回やるぞ!」
と、思いますが、たしかに腹直筋も必要なんですが、もっと大事な筋肉があります。
それが腹横筋です。
腹筋は機能的に分かれた4つの筋肉で構成されています。
腹直筋 | いわゆる腹筋、体幹を前屈したり、腹圧を加える |
外腹斜筋 | 片側:体幹を同側に曲げ、反対側に回旋する 両側:体幹を前屈する、骨盤の前縁を挙上する、腹圧を加える |
内腹斜筋 | 片側:体幹を同側に曲げ、同側に回旋する 両側:体幹を前屈する、骨盤の前縁を挙上する、腹圧を加える |
腹横筋 | 片側:体幹を同側に回旋する 両側:腹圧を加える |
どの筋肉もリーンアウトに必要なのですが、このなかでもっとも大事なのは腹横筋です!
腹横筋は腹筋のなかでも、もっとも深層部にあるインナーマッスルで、体を動かす時に起点となる筋肉です。
通常、歩くときは足を前に出しますが、足を前に出す筋肉(腸腰筋など)が動く一瞬前に、腹横筋が働いて、お腹に力が入ります、そうするとスムーズに腸腰筋が動いて足を前に出すことができるんです。
このように、体を動かす時には、まずお腹に力が入ることで、その後の動作が行われるようになっています。
お腹に力が入らないと、動作もスムーズに行われず、パワーも出せなくなります。
腹に力を入れること、すなわち体幹がしっかりしているか、いないかで、パフォーマンスも大きく変わってきます。
リーンアウトは、ターン中のスピード、体軸の傾き、重力、遠心力、板の反発力、雪面状況などいろんな力が体に加わっている時に上体を起こしていく動作、これには強い体幹が必要になってきます!
その強い体幹のベースとなるのが腹横筋なんです!
腹が弱かったら、上体を起こすことはできない!
腹横筋の鍛え方ドローイン
腹横筋を鍛える方法はいたってシンプル、腹を膨らまして凹ませればいいだけです。
鼻から息を吸い、お腹を膨らませていきます。
次に口で息を吐きながら、お腹を凹ませていきます。
めいいっぱい凹ませてください。
これを繰り返すだけです。
回数は5回〜10回ぐらい、毎日やれば、腹横筋が鍛えられて、体幹も引き締まってきます。
そうなればリーンアウトも楽にできるはずです!
これで、あなたの滑りも一段とかっこよくなるでしょう!