自宅でスノーボードの基本姿勢を練習するメリット
スノーボードの基本姿勢の練習は自宅でやった方がいいです!
なぜなら、滑りに行っちゃうと、まず基本姿勢の練習はしないからです。
スキー場で基本姿勢の練習をしている人見たことありますか?
レッスンでやることはあっても、レッスン以外ではまずやらないですよね。
目の前にゲレンデがあったら、基本姿勢の練習なんかしないで、ガンガン滑っちゃいますよね。
だから基本姿勢の練習は自宅でやればいいんです。
自宅ならじっくりと基本姿勢の練習ができます。
膝や股関節の曲げ具合とか、細かいところを意識することができます。
鏡を見ながら行えば、より細かくチェックできます。
自宅でも実際にブーツと板をつけてやれば、リアルな足の感覚とかも掴めます。
板をつけずにやれば、すぐその場で練習できる。
これが自宅でやるメリットです。
デメリットは、無いんじゃないですか。
家族とかに練習してるのを見られるとちょっと恥ずかしいぐらい?
スノーボードの基本姿勢(ニュートラルポジション)とは
基本姿勢とは、ボードを操作しやすい姿勢のことです。
中間姿勢
目線は進行方向を向き、股関節と膝を程よく曲げる。
上半身はリラックスする、特に肩に力が入りやすいので、肩の力を抜いて、腕は自然な感じで広げておく。
正面から見た場合は、頭とお尻が、ボードからはみ出る感じ。
重心は前足と後ろ足の中心ぐらい。
これが基本姿勢で、ここから低い姿勢にも、高い姿勢にもなれ、前後にも動くことができる姿勢です。
低い姿勢
低い姿勢になるには、股関節と膝を深く曲げていきます。
このとき重心は後ろ足に移動します。
高い姿勢
高い姿勢になるには、上に立ち上がるのですが、完全に膝や股関節を伸ばし切るのではなく、少し曲げて余裕を持たせておきます。
このとき重心は少し前足に移動します。
と、これが教科書的な基本姿勢ですが、実際に私がスノーボードのコーチに教わった基本姿勢はこれとは違った!
いや、あってるんだけど、身体の使い方が思ってたのとは全然違った!
自宅でのスノーボード基本姿勢の練習
私はこれまでに、何度かスノーボードの基本姿勢を教わったことがあります。
一番最近に教わったのは、19−20シーズンの時に岩鞍のレーシングキャンプで教わったものです。
実際に教わった時の感想は「基本姿勢めっちゃきついじゃん!」でした。
それまで基本姿勢は、股関節をそれなりに曲げて、やや後ろに重心を乗せてリラックスしている楽なポジションのことだろ、と思っていたのですが、カービングをするための基本姿勢はもっと全然キツかった。
後ろ足の股関節を深く曲げながら上体を起こし、膝から下はボードに対して垂直を保ち、けつの穴を上に向けろ!
ということを教わりました。
それを板をつけずに自宅で練習すると、このような感じになります。
横側から見たところのイメージイラスト
正面から見たところのイメージイラスト
よくあるスノーボードの基本姿勢に見えますが、コーチに言われたことを忠実にやろうとするとかなりきついです。
具体的に後ろ足の太ももと大臀筋、腰と背中の筋肉がきつい。
私がいままでやっていた基本姿勢とは全然違っていました。
だけど、この基本姿勢をやることで、確実に前足でボードをコントロールしやすくなるし、後ろ足でボードをガツンと踏めるポジションになります。
やはり、どんなスポーツにおいても基本姿勢は大事です。
それはスノーボードでも同じで、ボードが停止している状態の基本姿勢を疎かにしてはいけないと思います。
実際にインストラクターに教わることも大事
現在はyoutubeなどの動画コンテンツが充実しているから、それを見て基本姿勢を学ぶこともできますが、やはり見様見真似になってしまい、感覚的なことを掴むのは難しいです。
一度は実際にインストラクターに教えてもらうのが良いと思います。
今シーズンは開催するかどうかはわかりませんが、岩鞍のレーシングキャンプを受けると基本姿勢はもちろん、カービングの質がガラッと変わります!
機会があったら、ぜひ受けて欲しいですね。
基本姿勢を身につける練習は、実際にボードに乗らなくてもできるので、夏の間のオフトレとして室内で練習できます。
私はこの基本姿勢の練習をしながら、前足でボードを操作する動作をして、後ろ足でボードにプレッシャーをかける練習をしています。
やりつづけると、だんだん基本姿勢が身に染み込んでいきます。
武道の稽古と同じで、日々、稽古を積み重ねて鍛錬したことが、実戦の場で役に立ちます。
自宅の室内で練習した事が、スキー場での実践で役に立つのです。
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